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「new furniture neue mobel muebles modernos」シリーズ本を収集完結させるまで

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「new furniture neue mobel muebles modernos」シリーズ本を収集完結させるまで

このところの日課は、「new furniture neue mobel muebles modernos」という
全部で11巻から構成される本を集めることでした。

今回も「あ!もしかしたら揃えられるかも!」って直感があったことと、
ボスからの「楽しみだ!」のお声かけをいただいたことが、完結させることが出来た言動力だったと思います。

そんなわけで今回はこのシリーズを集める経緯を含めて記載することにしたいです。
ではタイピングをスタートします。まずは深呼吸させてください、(深く息を吸い込む)

まずはこの11巻シリーズをご存知ない方の為にも、概略を記載せねば行けませんね。
私がこの本を知ったのは今から少し前の2014年のこと、
福岡の老舗セレクトショップであるダイス&ダイスさんの店内でした。

当時はカラフルな綺麗な本だなぁ、と感じる程度で、

「なかなか集まらないのですよ」
「揃えば50万円でも出して買いたい人が現実います」とか
「そもそも売り物ではないのです」

とお伺いしたことを覚えています。

モダン家具が掲載されている本を人並みに見てきてる身としても、
1時間以上食い入るように見させていただいた素晴らしい内容だったことを考えると、(椅子に腰掛けてみたんだ、当時)

「あながち嘘ではないような。」

しかし多くのお金を払ってまで、この本を集めるのは嫌だなぁ。
たまにヤフオクでも見かけるから運良く手に入ったら、
数冊買ってじっくり見ようかなぁ。程度に考えていたのですセコイ発想です、じぶん。

モノも縁ですから、買える時が来たら
「清水の舞台から肋骨数本持って行かれる覚悟で買うか」そんな気分任せのことを考えてました。
この表現でも生ぬるい考えだったのかもしれません。そう、リアルに揃わんのです。

少し脱線しましたので、本当に簡単ですが
この本のことを少しだけ記載します。
プロが読めばお恥ずかしい限りなのですが、

[編集] Gert Hatje
[出版社] arthur niggli
[発行年] 1966年

いまからちょうど半世紀前に発行されたシリーズ本で、
家具が沢山掲載された、まさにカタログ。つまり教科書って呼べる存在なんです。

ミッドセンチュリーの家具が好きなら、必ず頭に浮かぶであろう
イームズは勿論のこと。サーリネン、ジョージネルソン、、、割愛。
北欧ではウェグナーやヤコブセン、フィン・ユール、ケアホルム、、こちらも割愛。
日本人の剣持先生や柳宗理先生も勿論掲載、、ここから先も割愛します。スンマセン。

1960年代までにデザインされた家具がふんだんに収録されており、
椅子、ソファ、ベッド、テーブル、オフィス家具などをモノクロ図版などで紹介されているのです。
巻末にメーカー、デザイナー、写真家のリスト付き。気になりますよね!

子供用の家具だけでまとめられた1冊もあり、詳細を書くと野暮いので続けませんが、
あなたがモダン家具に興味があるなら、1日中時間を忘れて没頭してしまうことでしょう。
大袈裟ではないのです、今回ばかりは。

現在でこそ、ジェネリックだ!、リ・プロダクト品だ! とロングライフに愛され続けられる作品もありますが、
当時しか売られなかった、つまり復刻されていない作品などもたくさん掲載されているのです。

今回このシリーズを集めるのは2度目になるのですが、
3度目に揃えるとなると費用は勿論ですが、時間も10年単位で必要になるかと思います。
今回も世界中から集めたので兎に角大変でした。
費用も軽くヨーロッパ旅行へ2回は行ける位になりました。

「決して高い買い物ではなかった様に思います。」

集めるのに苦労したのは、得に前半の本です。
各号の所有者に色々と尋ねるのですが、このシリーズ本は買取りで市場に出て来ることはあるそうですが、
前半はここ10年見かけてないよ。教えていただきました。

「揃わない。」ないのです、本当になかった。

集め出すと感じるのですが8巻以降は金額はさておき、何時でも手に入るのですが、
1巻〜4巻は中々見つからない。

ネット空間を時間を掛けて隈なく探せば、今回のように発見できることもあるのですが、
今度は買うときに一苦労するって塩梅です。

外国語に長けていても(今回はドイツ語も加わった)、この作業は手間だと感じる方も少なからず居ると感じます。
ぼくも最後まで揃わなかった1巻と2巻を集めるのには、本当に気持ちが落ち着かなかったですから。

コンプリートさせる作業って歯抜けになってしまうと、どうにも歯がゆいものですからね。(苦笑い)

幸運にも今回も2ヶ月以内で集まったので、安心して次の所有者へお届けできることを想えば
とっても嬉しい限りです。

と、ここまで綴って参りましたが、実は1巻は現在川崎で保全運搬中です。

「はよ、来い。はよ、来い!」

追記
追跡エラーになっていた、(外国の追跡サイトからも途中で行方不明になっていた。)
2巻が急に手元にやって来ました。一見落着です。(安堵)

9月27日の追記
本日無事に11巻が完結できました。高価な本は普段の自分では求めないので、
手元に届くまで何時もドキドキするものです。
あとは、お届けに上がる楽しみです。
しっかりと丁寧にバトンしたいと思います。

このシリーズの本にご興味御座いましたら、お知らせください。
収集するコツを掴んでるのは、実はここだけの内緒です。