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【2018年ベストバイ】ヴィンテージ家具販売が今年買って良かったモノ

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【2018年ベストバイ】ヴィンテージ家具販売が今年買って良かったモノ

今年のお買い物を振り返る「2018年ベストバイ」。ヴィンテージ家具のサイトを立ち上げて、今年で5年目をむかえたヴィンテージ家具販売員の私が、2018年は「過去にはない程に購買を控えた1年だったかもしれない」。言い換えれば、そんな中から厳選して選んだモノとは?

ハンス・J・ウェグナーのヴェレットチェア

編集部(以下F):販売員さんが椅子を収集するキッカケになった椅子だと以前の記事で読んだことがあります。


Helvetica(以下H):はい、確か中学1年生の美術の教科書に、この椅子が記載されていて、当時の教諭からデンマークで求めた椅子の話や、その椅子がハンス・J・ウェグナーがデザインしたヴァレットチェアだったこと。ヴィンテージだったその椅子を当時10万円で買った話など。当時の私は、世の中にはそんなに高価な椅子が存在するんだ!ということ。また、あまりにも美しい姿のチェアに、心が踊ったという記憶があります。完全に刷り込まれました。笑

F:刷り込みですか。北欧の家具や椅子を買うことが多いですか?

H:いえ、基本的に北欧の家具や椅子を買うことは少ないです。これまでに100脚近くの椅子を買ってきた中では、デンマーク出身のデザイナーがデザインを手がけたものも多いのですが、ここ数年は私の好みが定まってきたということもあって、デンマークという枠で作品を求めることは減ってきたと思います。ウェグナーの椅子を買ったのも、椅子に興味を持つキッカケになったという理由で、今回が初めてのことです。

F:具体的にこの椅子のどこを気に入ったんですか?

H:椅子に興味を持ったキッカケの作品で、それは何故かというと、とくに後ろ姿の曲線がヴァイオリンにも通じる色気のあるカタチだということと、具体的にはジャケットを掛けることができる機能面に加え、スラックスを掛けられたり、小物は座面の下に収納できるなど、よく考えられた作りにもまた、気に入っているポイントです。

F:ウェグナーは生涯で500脚近くの椅子のデザインを手がけたそうですが、他に気になる椅子はありますか?

H:もちろん、あります。具体的にはPP225、通称“フラッグハリヤード”。や、JH-502、通称“スイベルチェア”などに興味があります。長年、デザインチェアを見ていると、特にその2脚は、力強さやしなやかさを感じるというと、少し語弊があるかもしれませんが、眺めても楽しめるだろうなぁ。と感じます。ほとんど直感の話ですが。

今年のお買い物を振り返って

F:今年のお買い物を振り返るとどんな1年でしたか?

H:今年は買ってないなと自分でも思います。例年なら椅子も10脚ほどは購入するのですが、今年はその半分だと思います。理由のひとつに、ワクワクするような家具との出会いが少なかったことや、保管するスペースの問題もあったように思います。

F:そんな中でも思い入れのある1脚と出会えたことは特別なことだったのではありませんか?

H:そうですね、それは個人的にも、大切な瞬間だったと思います。椅子を好きになったキッカケになった、ウェグナーの1脚が今では相棒のような存在でもあり、これからも一緒に生活空間にあるということは、友人にも自慢したいです。笑
2019年もストーリーのある椅子との出会いを楽しみに、また少しでもウェブサイトを通じて、作品をご紹介できればと思っています。